【Illust】背景込みのキャラクターデザインの描き方

普段イラストを描く時にどんな流れで制作しているのか、一通りの流れを順を追って説明してみたいと思います。イラストレーターによって描く方法は千差万別だと思いますが、私なりに工夫して今のやり方になっていますが、まだまだ改良の余地もあると思います。このブログに記録をしておき、より良い表現方法の模索や探索を繰り返す中で、3年先にみたら、たいしたことない内容かもしれませんが、イラストレーターの卵や、キャラクターを描いてみたいと思っている方などに、参考にしてもらえたら何よりです。

 

僕は普段ココナラを利用してイラストを描いています。ほぼ趣味ですが、個人のお客様と繋がりながら、誰か他人の頭の中のイメージを具現化していく過程プロセスがとても面白く、楽しく、何より直接お客さんに喜んでもらえたり、満足してもらえたりするのが醍醐味の一つです。

 

では早速!

今回の依頼は、キャラクターのモチーフを提示していただき、フリースタイルの提案から始まりました。まずは手描きでポージングや構図を数案描いていきました。

 

 

アサシンキャラクターのラフラフスケッチ。イメージはネット画像キャラクターのような感じとの指示をいただき、ポージングや構図のバリエーションを展開して、イメージ擦り合わせを行いました。ここでは、Cがお好みとのことで方向性を選定。動きのあるキャラクターがご要望とのことだったので、より動的なものにリファインをしていきます。

 

全体のバランスをとりながら、ラフスケッチを作成してみました。イマイチ動きが無いし、まとまり感がない状態でしたが、一旦進捗としてイメージが合っているか依頼主様へ確認させて頂きました。その結果、刀が長すぎるので短刀に変更。服装の詳細なご指示も頂きリファインすることに。

 

上記の修正内容や顔などバランスを整えながら、線画を仕上げました。ラインスケッチはこんな感じです。ClipStudioのGペンでガリガリ。ラインの描写再現性が良く、気持ち良いラインが描けます。CSは手放せません!

 

黒ベタで塗り塗り。部分的に光が当たりそうなところはほわっと消す。ここ最近はまっている描き方ですw

プロダクト系のスケッチでも肝になるのはやはりモノトーンでのスケッチ表現です。

白黒でどこまで面を描けるか。僕もまだまだですが、修行あるのみですね〜。

 

こんな少しずつ影入れていきまーす。

裏から光が当たってる感じですね。

背景は工場にしたいとのご要望を頂き、ラフで背景を描いてからイラレで素材を作成しました。配管と地面ですね。

グラデーションまでイラレです。

看板や金網などディティールを加えていきます。細かい作業ですが、完成クオリティを高めるために、コツコツ素材を作っていきます!

肌塗り、グッと引き締まりますねー。

キャラクターにスポットライト当てて、奥からも光を挿入。必殺のレイヤー効果「覆い焼き発光」

この覆い焼き発光を入れる入れないで光の表現具合がググっとリアルになり、空気感が増します。

最終完成です!

依頼主さんからは気に入って頂けて安心でした!

みてもらうまでは毎回ドキドキですが、満足してみらえると、すごく安心します。

また次も頑張ろう!となりますね。とにかく視覚表現手段の一つとしてのイラストレーションの技は

もっともっと磨いて行きたいと思っています。

イラスト描くといろんな表現の研究しつつで面白いですねー。

純粋に楽しいです。皆様からのコメントなどお待ちしております!