【Idea01】救急病院における待合室のあり方

あけましておめでとうございます。

今年は、マイプロジェクトをとりあえずでもいいから動かしていくという事を目標にしています。

そこで、日々自らが体験した事の「問題の発見」から「アイディアの創出」までを、

複数回サイクルを回して考察をしていきたいと考えています。

ちょっとした些細な事でも、自分が感じた事は他の人にも共感してもらえるような問題だったりします。

その問題をスルーするのではなく、問題として取り上げ、その問題解決をするには?

という発想で、アイディアやデザインを考えていくこと。

 

みんな感じてるんだけど、じゃあそれをどうしたら良い方向へ変化させられるか?

 

具体的にアイディアを考案してみて、できることは試してやってみる。

意見を聞いて見る。専門家に聞いて見る。

一歩踏み込んで考えて、アイディアをストックしておきたいと考えています。

 

 

■救急病院の待合室の問題点

今年の1月1日元旦の出来事です。

 

「A型だったわぁ〜。」

お爺さんが家族と電話をしている。

その横をすり抜けるように赤ちゃんを抱っこした女性が避けていく。

 

元旦の救急病院の待合室は混沌としていた。

高熱でダウンしている人、酷く咳き込む人、

インフルエンザA型だったと家族と電話している人。

ウィルスだらけである。

飛沫感染する可能性があってもマスクをしていない人も。

子供連れの家族もたくさんいた。

 

診察してみないと患者の病状もわからないため、

一箇所に集約して待たせるというのは効率は良いが、

正月早々、最も危険な場所に子供達を待たせることになったのも事実である。

 

このことに病院側は危機感を抱いていないのだろうか?

万が一大人のインフルエンザが乳幼児に移ったりしたら?

という想像力が欠けている人が結構多い気がする。

密室空間に様々な病状の人がガラパゴス化した状態で圧縮されている。

もともと病院は閉ざされている空間だから仕方ないのだろうか…。

 

子供を守る為に、病院の待合室という空間、環境、空調デザインについては、

アイディアを考えていきたい問題がたくさんある。

 

■アイディア01

大学病院などの大規模な病院内で空気感染の疑いのある患者、

気管支喘息患者、リハビリテーションが必要な患者など、

患者を区分して、各部屋に入ることで、

効率良く診察前後のケアや院内感染を防ぐことが可能になるというアイディアです。(添付図)

 

このような区分は明確な診断がなされるまでは患者を差別することにもなりかねないので、

区分けをどこでどうするかが問題点として上がりそうですが、

救急センターの待合室などは特に、

重症化した病状を持ってるとわかる人については、

区分するか、もしくはエアー消毒などをピンポイントで、

当てるなどの感染予防など対策を講じてもらいたいところです。

 

■アイディア02

屋外から室内に入るときにアルコール洗浄をすると抗菌対策になる

ということは分かっていてもなかなか実行まで踏み出せない人が多い。

逆に室内から屋外に出る時は急いでいて洗浄している暇がないまま

外出するというケースもある。屋内外の境界にこそ抗菌対策が必要なはず。

 

屋外と屋内を繋ぐ病院の玄関や入口付近に、エアーシャワーを設置する。

消毒効果や脱臭効果もあり、殺菌効果を持った成分を含むエアーを噴出する。

設置スペースを通過するだけで効き目があるため、

必ず殺菌必ず脱臭が出来、屋内空間も清潔に保つことが出来る。

 

 

病院内の待合室の環境については、

早急に何か手を打っていかなければいけない問題だと考えています。

待合室の環境に加えて情報環境も再構築が必要だと思います。

 

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随時アップしていきます。