coconalaサービス50件達成を振り返ってみる

■Readmasterさんのココナラ考察が面白い
readmasterさんのココナラ記事が実体験に基づいており、非常に説得力があり、面白く、ココナラーズとして、凄く共感できる部分がありました。readmasterさんのように、地道にコツコツやっていこうと改めて感じました。


readmasterさんとはwemakeコンペ受賞後に、小型ハンディスキャナで受賞されたゆーきさんを通じて知り合いました。僕は企画のオニオオハシことreadmasterさんのことを師匠と呼んでいます。企画に対するストイックさが良い意味で異常です。思いついたらやってみないと気が済まない方です。
師匠は仮説を作ってやってみて検証する、このサイクルが確立しています。その過程のサイクルも楽しんでいるし、無料でアイデアにどこまでの価値があるのか検証してみるっていって100件到達出来る人ってなかなかいないです。

■貢献精神の高い人達の集まり
自分も最初は無料から始め、ステップアップしていき、ココナラマスターまでレベルが上がると、有料化が出来るようになり、価格の上限も5000円まで設定が可能となりました。無料でやってる頃と有料でやること、提案の質は変わりませんが、お金に換算していくとやはりビジネスや工数との兼ね合いで、出来ることと出来ないことの線引きを引くことも必要となってきます。工数換算でいけば、ココナラの工数単価は非常に安価でありながらも、それなりのレベルのクオリティの成果物があがってくるイメージです。

■対価はお金+αがある
ですが、それはビジネス視点で考えた場合の話で、ココナラを利用されている購入者側の人達は個人のお客様や、デザイン単価がどれくらい普通はいるものなのかは知らない方がほとんどです。なのでなかなかこの修正に対してどれくらいの工数がかかって、単価がどれくらいで、というような交渉というのは残念ながら通用しません。なので、ココナラでサービスを出している方というのは、ビジネス視点だけでなく、自分が他者に対して貢献したいと思っていたり、満足してもらえたり、喜んでもらえたり、人脈作りや、実績作り、ポートフォリオ作りなど、サービスを提供することで産まれるお金以外の価値に重点を置いて活動されている場合が多いんじゃないかと思いました。また、自分自身のスキルアップやキャリアアップの為のトレーニングの場としても有効活用できます。リアルなお客様との対話や、サービスの提供によって、市場の傾向を掴んだり、コミュニケーション能力を高めたりすることにも活用出来ると思いました。
実際、ココナラで提供しているデザインサービスに対するお客様とのコミュニケーションというのは、他の場面や仕事でも、複眼的な視点を持てるようになりました。

■無料から有料化にして変わったこと
無料の時はおひねりが結構ありました。有料化してからは要望ボリュームが増えすぎたりした時に、おひねりで追加料金もらうみたいな使い方になり、感謝の気持ち=おひねりという使われ方は少なくなってきました。そして5000円設定では、やはり問い合わせがあっても依頼まで漕ぎつかないことが多くなります。ここは実績と、デザインの好みと、競合との比較で負けてる可能性が高いです。購入されるお客さんとしてもそれなりの対価を支払うわけですから、おなじ単価でどれだけのクオリティであげてもらえるのかは、じっくり吟味されているということです。経験値にそぐわない価格設定だと、デザインの場合はなかなか購入まで至るケースは少ないので、3000円と5000円の壁は結構大きいというのが実感値です。

■成果物のイメージが付きやすいサービスとは?
サービスの文言一つで依頼数も変わることも分かりました。「キャラクターデザイン描きます」、と「ゲームに登場するようなキャラクター描きますでは、お気に入り登録数や、受注数も変わってくるというのが実感です。イラスト描きますというのもアバウトすぎるので、かっいいイラストなのか可愛いイラストなのかでカテゴリ別にサービスを作り、ニーズに合わせたサービス展開を心掛けて来ました。「ゲームのような」や「カッコイイ」などの修飾語を入れて始めてどんな絵を描いてくれるのかが購入する側からしてみれば分かるわけです。
デザイン出来ますというのと、メカ系のロボットのデザイン出来ますというのとでは、後者の方が依頼した時に上がってくる成果物とお客さんがイメージしている希望する絵がイメージしやすいということです。

■まとめ
ココナラをガチのビジネスで使うという感覚で行くとなかなか上手く行かないのではないかと思います。自分の技と心を磨く修練の場だと考えています。実績件数50件達成を振り返ってみましたが、次は100件目指して、サービスをより良いものにしていきたいと考えております。今までサービスをご利用頂いた皆様に感謝するとともに、これから出会えるお客様とのサービスを通したコミュニケーションを楽しみながら、少しずつ経験値を上げて行きながら、価値あるサービスを提供出来るように誠心誠意頑張っていこうと、改めて思った次第です。